2023年のプログラミング学習をふりかえる記事です。
学習状況
6月にフィヨルドブートキャンプ(以下FBC)に入会し、約200日が経ちました。
学習時間は1100時間くらいで、草の濃淡こそありますが、入会後は1日も休まずに学習を継続することができました。
学習したこと
- HTML / CSS
- Linux / Vi / Nginx
- Git / GitHub
- Ruby
- RDBMS / ER図を用いたDB設計
- Sinatraを用いての、基礎的なWebアプリケーション制作の理解(RESTの考え方含む)
- Ruby on Rails
- テスト技法 / 自動テスト
- オブジェクト指向プログラミング
- JavaScript / 自作npmの制作 / React
- Webセキュリティ
- アジャイル開発 / スクラム
これらについての基礎を学びました。
現在は、これらの知識を活かして、FBC内で実際に使用されているEラーニングWebアプリ「bootcamp」の開発スクラムに参加する「チーム開発」というプラクティスに取り組んでいます。
やってみて思うこと
私は現在キャリアブレイク中です。
その期間を使って新しいキャリアに挑戦したいと考えたときに、いくつか思い浮かんだやりたいことのひとつだったのがプログラミングでした。
FBCは卒業する難易度が高いスクールで、ここまで来るのにもくじけそうになったことも何度かあります。ですが、同じように未経験から学習している生徒さんとの交流やメンターさんの支えのおかげで、ここまではなんとか挫折せずに走ることができたと思っています。関わってくださっている皆様に、本当に感謝です。
感慨深いプラクティス
FBCではJavaScriptの最後のプラクティスとして、「自作npm」というオリジナルのnpmを制作するプラクティスがあります。
プログラミングに関わらず、どちらかというと問題点を無くしたり、すでにあるものを改善するようなタスクの方が得意だと思っている自分にとって、ゼロイチ的な思考も求められるこの課題は正直しんどかったです。ここでそこそこ足踏みをすることになりました。
最終的には、「認知の歪み」に気づくための認知行動療法のワークである「トリプルカラム法」をターミナルで実践できるCLIアプリを制作しました。
プログラミング学習で成長を実感できずネガティブな気持ちに襲われたときに、そのネガティブな気持ちの原因となる「認知の歪み」を自覚することで気持ちを少しだけ楽にするためのアプリ、という感じです。
正直、技術的に難しいことは全くしていません。他の生徒さんの素晴らしい自作npmと比較してしまい、凹んでしまう気持ちもあります(こういうときこそトリプルカラム法の出番です!)。
ですが、ありがたいことに数名の生徒さんから「使いました!」的なフィードバックをいただけまして、これが学習のモチベーションをめちゃくちゃ上げてくれました。
ある意味で、このnpmは自分のプログラマとしての処女作だよな、という思いも最近は持てるようになり、自作npmはいろいろな意味で感慨深いプラクティスになりました。
プログラミング自体に対して思うこと
プログラミング自体に対する気持ちですが、「うまくいっているときはめちゃくちゃ楽しく、ハマっているときはとても辛い」という感じです。
自分ができることの範囲が着実に広がっていく感覚(これが自己効力感につながっているのかも?)が面白く、学習すること自体はとても楽しいです(もともと勉強自体は好きというのもあると思いますが)。
一方の「ハマっているときはとても辛い」というのは、プログラマというキャリアを歩む以上はずっと向き合うことになるネガティブ感情だと思っています。このあたりともっと上手に付き合っていくための気づきや経験を、残りのプラクティス(チーム開発・自作サービス)で積んでいけたらなという思いです。
この「何がわからないのかもわからない」というやつ。これはすごくツラいですが、プログラマーにとっては非常によくある状態です。
全然気に病むことはないです。
「ドンマイ、ドンマイ、締まっていこうー!」
ぐらいの感じです。
日々新しい技術を覚える必要があるプログラマーには頻繁におきます。 プログラマーとして働いている人はこの状態のプロです。
むしろ「これが飯の種になる」と考えている節があります。
この状態からの抜け出し方を知っていることが新しいことを自己学習し続けていけるコツなのかもしれません。
わからないときの心持ちについて - komagataのブログ
この感じに近づくための経験をしていきたいです。
おわりに
2024年が私にとってプログラマとしてのキャリアをスタートさせた一年になるよう、とにかく頑張っていきたいと思います。
また、地域Rubyや各種イベントにも積極的に参加していきたいと思っています。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。