my_back_pages

プログラミング学習の記録 Ruby / Rails / FjordBootCamp

Anacondaをアンインストールしたのに、CONDA_CHANGEPS1 という環境変数が消えない -> zshのプロンプトのテーマによって設定されていた話

まとめ

  • Rubyを勉強する前に、Pythonの学習のためにAnacondaというソフトをインストールしていた
  • Pythonの環境構築についてよくわからないままインストールしていた上に、zshの設定ファイルに関連設定が色々と書き込まれているのが気持ち悪かったので、Anacondaを削除することにした
  • 削除したのにCONDA_CHANGEPS1というAnaconda関連っぽい環境変数が消えない
  • zshのプロンプトのテーマであるpureの中で設定されていた

CONDA_CHANGEPS1でググっても同様のケースと思われる内容にヒットしなかったので、シェアしようと思います。

Anacondaのアンインストール

下のページを参考にさせていただきました。

weblabo.oscasierra.net

Anaconda関連の環境変数の確認

 ❯ env | grep CONDA                               
 CONDA_CHANGEPS1=no

シェルを再起動しても、なぜかこの環境変数が消えない。

pureの中で設定されていた

pureは私が使っているzshのプロンプトのテーマです。

github.com

このpureの設定ファイルの中に、当該の環境変数を設定している箇所がありました。

pure/pure.zsh at a02209d36c8509c0e62f44324127632999c9c0cf · sindresorhus/pure · GitHub

     # Guard against (ana)conda changing the PS1 prompt
    # (we manually insert the env when it's available).
    export CONDA_CHANGEPS1=no

コメントを読む限り、pureで設定したプロンプトをAnacondaが上書きしないようにするための処理のようです。

Anaconda自体の設定ファイルが消し忘れで残っている、とかではないようなので、Anacondaのアンインストールを完遂するという観点では、この環境変数が残っていること自体は無視してよさそうです。

Annacondaって?

Python.jpさんに、以下のような記述がありました。

もう一つは、データサイエンスをはじめとする科学技術計算のためのプラットフォームである、Ananconda を利用する方法です。AnacondaはPythonの実行環境として知られていますが、本来、データサイエンスのためのいろいろなツールやライブラリの実行環境で、Pythonにかぎらず、さまざまなコマンドやプログラミング言語も提供しています。

(中略)

Anacondaの注意点

Webプログラミングなどの、科学技術計算以外の一般的なプログラミング分野では、あまりAnacondaは使われていません。このため、一般的なPython入門書やWeb上で見かけるPythonの解説記事などの多くは公式版のPythonを対象としており、PyPIとpipコマンドを使っています。

PythonとAnaconda: Python環境構築ガイド - python.jp

Rubyを始める前に、Udemyの講座でなんとなくPythonを勉強していたときに(当時の私には難しく、基礎文法の途中でやめてしまいましたが……)、指示に従って何も考えずにインストールしたのがAnacondaでした。

今回のアンインストールのためにその講座の環境構築パートを見直してみたのですが、初心者ができる限りターミナルを叩かず、簡単にPythonの環境構築を完了できるようにするためにAnacondaを選択した、というような雰囲気でした。

実際、Pythonコードを実行するということ自体は苦もなくできていたので、その講座の指針・Anacondaには感謝です。

もし今後Pythonを勉強し直すということがあれば、Anacondaに頼らず環境構築をしてみたいなと思っています。